人参のハルワー

インドの代表的なお菓子の一つに「ハルワー」というのがあって、
「ハルワー」というのは、小麦粉や豆の粉などをギー(精製バター)で炒め、
砂糖や牛乳などを加えて作ったお菓子の総称。
今日は日本寺の台所番、マーラーさんに「人参のハルワー」を教わった。
今、ここらでは人参が旬なのです。


材料は、人参、ココナッツ(乾燥)、ギー、レーズン、カシューナッツ
砂糖、香り付けにカルダモン。


人参はつま状に卸し、ココナッツもすり卸して、併せてたっぷりのギーで
人参に火が通るまで炒めます。さらにレーズンとカシューナッツを加えて炒め、
火を弱めて砂糖を加え、焦がさないように加熱。人参に透明感とつやが出てきたら
火を強めてさらに3分間かき混ぜながら加熱。所要時間40分くらい。

ギー、ココナッツ、カルダモンを使うと、インドのお菓子らしい味になる。
インドのお菓子、特に生菓子は、多少クセがあるし、日本で食べ慣れない味のものが
多いから、最初は戸惑うこともあるけども、食べ慣れると美味しさがわかってきます。
ちょっと甘過ぎることが多いけど。


人参のハルワーは、他にも先日学長の娘さん宅にお邪魔した際に、
すり卸した人参を圧力鍋で煮て、その後ミルク煮にしたのものを教わったけど、
両方ともとっても美味しいインドの家庭の味でした。