年越し

先日、ワルダーの日本寺を管理してらっしゃる方から、
晦日にお寺にいらっしゃいと誘われていたので、
夕刻、自転車に乗って日本寺に行った。
そして、おせちやお雑煮は用意できないけど、インドの赤エンドウ豆と
日本からお坊さんが差し入れに持ってきてくださった
真空パックの切り餅があったので、おぜんざいを作った。


深夜0時前になると、本堂の大きな“おりん”(チーンと鳴らす仏具)を
庭に面した廊下に出して、集まった日本人、私を含め3名と
その他はインド人、合わせて20余名で順に除夜の鐘をついた。
年が明けて、“Happy new year!”と言いながらみんなと握手した。


年が変わることに対して、私はどういうわけかそれほど執着がないので
特別な感慨は抱かなかったけど、けど、インドでインド人と一緒に迎えた新年、
きっと一生忘れない。


ヒンドゥーの暦では、秋頃に正月を迎えるから、西暦の1月1日は
あまり意味を持たないらしい。
それでも、欧米化した昨今のインドでは“New Year's Party”とかやっちゃって、
そもそもお祭り騒ぎが大好きなインド人、夜通しダンスに興じたり、
ちょっとお金がある若者は、コックとか雇ってプライベートなパーティーを開くらしい。
お寺からも0時になった途端、2ヶ所で打ち上げ花火が次々上がるのが見えた。


なので、インドでは西暦の1月1日は普通に学校とか仕事がある日なんだけども、
今回はイスラム教の祭日と重なったので、休日らしい。