野良豚

インドは生き物に対して大変寛容なのかどうか知りませんが
野良動物がとても多いです、種類も頭数も。

写真は学内を自由闊達に歩き回る野良豚です。イノシシみたいで
日本で馴染み深いピンク色のとは異なりますが、はっきり豚です。


学内には野良豚のほか、野良犬、野良猫がいます。
自室の玄関口と裏口を開放していたら、野良猫が通過して行ったことが
ありました。
いずれの野良も人間に疎まれこそしませんが、逆に
かわいがられることもないので、全然人に懐いていません。
私は日本では犬にわりと好かれるほうだったのに、インドでは
なぜかよく吠えられます。そして縄張りを荒らすなとばかりに
追い立てられます。それまで道路で寝そべっていた犬がはっと起き上がり
私の前後を取り囲み(この時点で犬複数)わんわん吠えるので、
何事かと周囲の注目を浴び、恥ずかしい目に遭うこともしばしば。
親切な人は、犬を「ハッ!!ハッ!!!」と威嚇して追い払ってくれたりします。


野良牛はさすがに学内にはいませんが、道路に出ればたくさんいます。
道草を食んでいるヤギの集団もよく見かけるけど、
首輪を付けてるのがいるので、あれは飼われてるのかなぁ。
ときどき野良牛に何か食べさせてるお婆さんを見ると
なんとなく敬虔な行いのように見えます。


驚くのが、列車の駅構内にもそれらがたむろしてること。
大都市デリーの駅で見たのですが、ごった返すプラットホームで
野良犬が子犬に乳をやっていたり(ということは出産もここで??)、
線路を牛が当然の如く歩行していたりしてカルチャーショックを
受けた思い出があります。
ま、日本の駅にハトが日常的にいるのを思えばしっくりくるかも。