ざるそば

11時頃、ぶどうを提げて日本寺へ。
11月に行った南インド旅行の話などして、その後昼食。
メニューは、ご住職のサービス?計らい?で、日本のお蕎麦!
しかも、天ぷら、かき揚げ付き。
住職の指示によって、なんとかマーラーさん(お手伝いさん)によって
かなりそれらしきものが、ここインドのど真ん中で完成。
しかも、お寺には日本から持ち込まれたらしき、
ちゃんとしたざるそばの「ざる」やら日本のチューブわさび、
そしてもちろんお箸もある。
サイドメニューにはサラダ2品。
1品は日本の乾燥海草サラダ入り、住職自ら作っていた。
私は何でも食べるので、普段はインド料理で満足してるのだけど、
テーブルに並んだ久々の日本料理の“あの”独特の匂いをかいだとき、
あ、日本の匂いがする、と思った。
私はやはり日本人だと思った。
日本では気づかなかったけど、和食って独特の匂いがする。


お箸で食べるお蕎麦、天ぷら、かき揚げ、美味しかった。
なんだか懐かしいような、日本にいたのが、遠い昔のような
そんな気持ちだった。
日本に帰るのがちょっと楽しみになった。
けど、あともう2、3年はいようと思えば、私は余裕でインドにいれると思う。


昼食時、2人の来客があったので、ご一緒することに。
見たこともない日本のお蕎麦、お箸を見て戸惑っている様子だったけど、
緊張しながら食べていた。木彫りの仏像の彫刻師と、そのお母さんだった。
彫刻師の男性が天ぷらの作り方を聞いて、これならうちでも作って
日本人をもてなせる、と言って、みんなで笑った。楽しかった。


インド料理ばかり食べていて、たまにふと思い出すのが、
「何でもおいしいおいしいて言うて食べさん(食べなさい)」という
幼少時から聞かされ続けた祖母の口ぐせ。
私の中の奥深いところに根付いたこの言葉のおかげで
私はインドでも食生活に困らなくて済んでいるのかも?!
食べ物に不自由しなくて、ほんとに助かってます。
お祖母ちゃんありがとう。長生きしてね。