お寺の式典

ワルダーにある日本寺の近くに、寺院という名の公園のような
ちょっと変わったスポットがあって、その名も「ギタイ・マンディール」、
そのまま訳せば“うたの寺院”という意味。

緑溢れる手入れの行き届いた園内を、数10の大きな石の板が有機的な曲線を
描きながら、まるでストーンヘンジのように並んで取り囲んでいます。
石の表面には、1つのサンスクリット語の長い歌が1フレーズずつ彫られて
います。これがお寺の名前の由縁。


今日はそこで記念式典、朝6時15分から。
自転車でだいたい20分くらいの場所なので、5時45分くらいにうちを出た。
最近は日の出が5時半過ぎだから、外はまだ薄明るい感じ。
でも意外と通りを歩いている人は多い。


途中、お祭の余韻を残す寺院を発見。実物は写真よりもっと幻想的で優美。


会場に到着して入り口でしばし知人と雑談。
中に入ると、ちょうど朝日が。


場内ではすでにたくさん人が集まっていて、特設ステージ前では
インドの空気オルガンとタブラという打楽器が、古典音楽のような調べを
奏でていました。
間もなくセレモニーが始まり、会場入り口で配布されていた紙を見ながら
生演奏の音楽で大合唱が。しかも数曲。さすが「ギタイ・マンディール」。
どうやらみんなが知っている歌らしい。私も1曲だけ知ってる歌がありました。


数千人が集まったけど、今年は学生の試験の日と重なったため
そのぶん例年よりも少ないほうだということでした。
進行、基調講演、すべて現地のマラティー語。



式典の撮影を担当するカメラマンは若いインド人女性。
三脚に設置したカメラでムービーを撮る一方で
場内のいろんな角度から、首から下げたカメラで写真も撮影してました。
サリー着用のプロカメラマン、インドらしいと思った。


式典が終わって知人と日本寺に寄り、チャイと軽食をご馳走になって
しばし雑談。
先日到着したばかりの日本人のお坊さんとすこしお話。


9時過ぎにお寺を出ると、すでに午前中の激しい陽射しが始まりつつあり
肌の深層まで入り込んでくるような気がする。


市場を通って、しょうが1盛り2ルピー買って帰宅。