結婚式〜午後編〜

最初の儀式が終わり、お昼になって来客はぼちぼち腰を上げてランチタイム。
私も連れに伴われて階下のホールに移動。
ビュッフェ形式で並ぶ料理をボーイの男性が盛ってくれます。
まず、今回の食事は今まで参加した中で最大の規模でびっくり。
お料理の種類も量もとても多い。来客の数が凄かった。
日本と違って、インドは子供がとても多い国で、結婚式にも来客の
三分の一から半数近く子供たちが来ています。
大人子供合わせて来客は500人は下らなかったと思う。料理、美味しかった。
でも手がふさがっていて、写真、残念ながら撮れませんでした。


食べ終わって、しばらくは自由時間らしく、近所に家があるという
連れのおばちゃんの一人の家におじゃましに行くことに。
私を入れて5名で車に乗り込み、どこからか男性が現れ運転してくれた。
彼女のおうちは、1階にはフラット画面のテレビがある広々としたリビングのほか
キッチン、水回りがあって、そして案内された2階は部屋が
大小合わせて5つと広々としたテラスがあって、結構お金持ち。家が広いよー。
テラスにはエマニエル夫人の座椅子みたいなリッチな感じのブランコがあって、
すごくゆったりした空間。


リビングでみんなで椅子に座って、インドではメジャーな赤い飲み物
(インドの家庭で初めて氷入りの飲み物飲みました。)を飲んで
おばちゃんたちしばし雑談。

車に乗り込んでまた式場に戻ると、来客は思い思いに休憩、
…というか昼寝していた。
インドの結婚式は昼寝付きなのか!!!と、
ひさびさのカルチャーショック。
暮らしに慣れ始めても、やっぱり意表を突いてくるインド。素敵だー。
眠くなかったので、面積の広い座布団の端に座りくつろいでいたら、
しばらくして新郎のお父さんに声を掛けられ、また食事をしてきなさい
とのこと。
さっき食べたのが12時で、そのとき時計を見たらまだ15時だった。
まるで貴族のパーティーだなーと贅沢に思いつつ、
まだお腹全然空いてなかったけど、おばちゃんたちに伴われ、
また1階のホールへ。今度はテーブルに着席してボーイたちが
料理を盛り付けていく形式。
でも、あれー?と思ったら、メニューはさっきと同じだった。
んー残念。お腹いっぱいだったから、ほとんど手付かずで、
連れのおばちゃんらが食べ終わるのを待っていた。
おばちゃんたち、よく食べます。


ふたたび会場に戻り、悠長な昼寝タイム。おしゃべりしている人もいれば
子供とすやすや寝ている女性も。
みんなほんとに普通に思い思いに過ごしています。
17時過ぎて朝の控え室に戻り、みんなで普段着に着替えた後、また会場に。
新郎新婦が、今日集まってくれた自分より歳上の親族一人一人に、
床に座って相手の足の甲に額をつけてする丁寧なお辞儀をしてまわって
いました。
花嫁は家族と別れるのが辛いようで、緊張もあいまってか朝から
ずっと深刻そうな顔つきだったのですが、最後には泣き出しちゃって、
挨拶をした女性たちも一緒に泣いていました。男泣きしている姿も。
お父さんではないっぽかった。誰?


そうして新郎新婦は退場し、みんなに祝福されながら、花で飾られた車に
乗って会場を後に。
下の写真はちょっとブレてしまったんだけど、退場時のお二人。
新婦は頭にかごを載せてますね。儀式のひとつだと思われます。

そうして長い1日は無事終わり、一行はバスに乗って帰途に着きました。
全然関係ない私がすんごい疲れたので、当人やおうちの方は
いわんやをやでしょう。