結婚式〜午前編〜

みんなでぞろぞろ会場に行くと、会場の表ですでに楽団の賑やかな音楽に
合わせて、来客たちがお祝いのダンスを踊っていました。

インドでは祝い事には欠かせないダンス。
新郎の妹さん、美人でダンスも上手〜!

間もなく、飾り付けられた馬に乗って、新郎が登場。
そして友人たちに誘われて新郎も踊り始めました。


その後、100連発くらいの爆竹でしめ(小石とか飛んできて痛かった)
みんなぞろぞろと会場となるホールに入りました。
入り口のところで、ライスシャワー用のカラフルな米の入った
小さなパッケージと甘い嗜好品を配ってました。


会場内は一番奥に新郎新婦の座席が設けられていて、
彼らから見て向かって右側に女性、左側に男性と分かれて
来客は座っていました。床にじゅうたんやら巨大な座布団みたいなのが
敷いてあり、みんな思い思いに座ってます。
写真上:男性側
写真下:女性側

多くの女性が、金の糸が織り込まれた色鮮やかなサリーや
たくさんのスパンコールがひとつひとつ縫い付けられた豪華なサリーを
着用するのに対し、男性の正装は、白の綿シャツとパンツという
至ってシンプルな姿です。


やがて新郎新婦が舞台袖から登場して、来客中央には
お米か小さな豆の山の上に下駄みたいな小さな台が置いてあるのが、
1メートルくらい離れて2つあり、そこに儀式を進行させる役の人に促されて
やって来ました。
2人はそれぞれ下駄の上に立ち、2人の間には白地に朱色でヒンドゥー
吉祥の印が描かれた布が張られ、お祈りの歌のテープが流されました。

何度か歌の要所要所で、掛け声とともにライスシャワー
歌が終わって、ようやく2人の境界の布が取り払われて、
お互い花輪を付け合い、新郎は新婦に首飾りをつけてあげ、
花束を渡していました。お2人の結婚が成立!

壇上に上がった2人に、来客は行列を作って、ひとりひとりがお祝いの
ライスシャワーをあらためて2人にかけて、小銭を置いていきます。


二人がひもで結ばれているのが写真で見えるでしょうか?
目に見えないもの、形のないものに対するインド人の発想
私は好きです。