ゴア10日目(最終日)

朝10時がゲストハウスのチェックアウトタイムだったので、
荷物をまとめて知人のお店に置かせてもらいに。
その後、知人が街までバイクを修理に行くというので、
そのバイクに乗って同行。


新緑の色した緑がいっぱい、ヤシの木いっぱい、沼や川があって、
低い山があって、それはそれは景色が素晴らしい。自然がいっぱい。
そんないつまでも見ていたいような美しい地帯を抜け、しばらく走ると、
やがて賑やかな市街地に出る。
そこでバイクの修理をお願いして、出来上がるまでランチに。
パニールという、ミルクを凝固させて水分を取り去ったチーズ、
カッテージ・チーズみたいなのがあるのだけども、
それのペッパーフライを食べた。おいしい。
昨晩、知人宅でパニールとトマトのカレーを食べてから、
無性にパニールがまた食べたくなってしまって。
それプラス、バジーと呼ばれるピュア・ベジのさっぱりカレーと
プーリーという油で揚げてふくらんだローティー


お腹いっぱいになって、バイクを取りに行き、またカラングート・ビーチへ。
バックパックを置いた店でしばし昼寝。


16時になって、現地の知人にお別れの挨拶に。
帰り道、会えなかった知人にばったり遭遇。
また先の店でぷかぷかと時間を過ごし、やがて出立の時刻に。
知人のうちの一人、カラングートの心の兄、
私が行くというときになってどこへやら姿をくらませてしまった。
お別れがちゃんとできない兄。ふふふ。またきっと会える。


18時半になり、バックパック背負って、近くのパーキングエリアへ。
代理店の椅子に座って待ってると、程なくしてバスがやってきて、
店員の女性が、あなたのバスが来たわよ、と教えてくれた。
乗り込もうとしたら、知人の1人がふらりと見送りに来てくれた。うれし。
予約券の座席番号を確認して着席。席がすでに倒してあり、
足までしっかり伸ばせるベッド状態に。
起こすのが面倒だったので、そのままにして座った。
その知人とさよならをし、車窓から外を眺めながら出発を待っていると、
また別の知人がバイクで子供2人を含め4人乗りで登場、
わざわざ見送りに来てくれた。ありがたし。
きっとまたみんなに会える。
この次ゴアに来るのはいつになるのだろう。


ゴアはこのシーズン徐々に気温が高くなり、でもワルダーほどではないけど、
それでも30℃は軽く超えてるだろう。
夜はファンがあれば今はまだ大丈夫かな。この先どうなるかわからないけど。
ワルダーと比べてゴアは海岸沿いなので湿度が高い。なので蒸し暑い。
インドって、からっとした暑さ、というイメージがあると思うけど、
日本のような蒸し暑い地方もあるのだ、さすが大国インド。
湿度計がないからわからないけど、常時50〜60%はありそうな気配。
一方、ワルダーはこの時期、めちゃくちゃ乾燥して昼間は20%とかで
肌がきしむような嫌な感じがする。
ゴアのほうがお肌には断然いい。


緑いっぱい、楽園のように目に映るゴアも、近年の観光開発によって
めっきり自然が破壊されつつあるとは、ゴアっ子の人の話。
ゴアを愛する一人として聞き捨てなりません。
観光客に支えられている都市、ゴア。
環境問題とどう立ち向かうのかな。


ゴアの話題、もう一つ。
昨年末の話なのですっかり忘れていたのだけども、
クリスマスシーズンのハイシーズンのゴアにおける
アルカイダ関連のテロの危険性が他国によって公式発表され、
その関係で今年は観光客数がすっかり伸び悩んでいるそう。
観光客が来ればいろんな点で環境が汚染され、
かといって来なければ来ないで、
地元で観光ビジネスに携わっている人々、
ひいてはゴア州の観光収入が減収するわけで。
テロのない世の中を切望。