贈答用サリー

私のワルダー滞在も、とうとう残すところ1ヶ月切ってしまった。
インドでは女性に贈り物をする際、サリーの生地は定番アイテムのひとつの
ようになっているというのを人に聞いたので、
お世話になった何人かの人のために、ちょうど手元に現金も入ったことだし、
ナグプルという都市にせっかく来たことだし、
ちょっとサリーを物色して行こうという気になった。
サイクルリキシャを拾って、サリーのお店が軒を連ねる通りに連れてってもらった。


そして、数多あるサリー屋に1店舗ずつ入っては、何枚もサリーを見せてもらい、
気に入ったものをどんどん買って、予定枚数の5枚と自分用のパンジャビードレス
(“サルワール・クルタ”とか“サルワール・カミーズ”とも。)用の布を買った。
気に入ったものをどんどん買うのは気持ちよかった。
でもよく考えると、私のセンスで選んだサリーをお世話になった年配の女性方に贈って
喜ばれるだろうか?
いや、ダメっぽい。あーちょっと反省。年配方用にきちんと選んで買えばよかった。
いや、当初の考えでは数枚買ってその中から皆さんに選んでもらえばいいと思っていた。
で、余ったのは自分が着りゃいいから、だったらどの生地が余っても自分が着たいデザインを
買えばいいから、やっぱいいんだ、間違ってないわ。
いや、でも私、自分1人じゃサリー着れないから、3月にワルダー出たら、
サリー着る機会無いじゃん、
あれ、ていうかサリー多めに買ってないから結局残らない…あれ?とか後々思って、
結局自分の考えの詰めの甘さにうなだれた。
どうしよ、このポップな柄のサリー…、
私のセンスはインド人女性にとても受けが悪いとくる。


買い物袋をたくさん提げて、帰りはプライベートの中長距離バスに乗り込み、
ワルダーまで帰った。40ルピー。