学長の奥さん

昨日今日と続けて、夜、学長宅にお邪魔していろいろおしゃべりして
ついつい晩御飯をご馳走になった。
学長の奥さん、60代後半くらい。驚くほどお料理が上手。
学長夫妻は北インド出身なので、お料理も北インド料理。
メニューを見れば、奥さんが裕福なご家庭の出身であることが一目瞭然。
内容がとにかくリッチ。
毎晩、バスマティ米だし、チャパティーにもダール(インドの味噌汁的存在)にも
たっぷりギー(精製バター)が使ってあるし、何よりも、他所のおうちよりも
おかずが2品くらい多い。そしていつの間に作るのか不思議なほど手が込んでいる。
さらにさらに、いつも手作りのお菓子が最後に出てくる。
学長はじつに簡素に暮らしていらっしゃるけど、食事は豊か。素敵です。


学長はその深い深い知識で、いつも私に何かしら示唆を与えてくださる。
忘れてはならないので、私はいつもノートとペンを持参して行くようにしている。
本をたくさん持ってらっしゃって、よく本も見せてくれたり貸してくれたりされる。
いつも私の好きなインドの賢人や聖者の話、あとインドの寓話を聞かせてくださる。


留学して間もない頃、こちらに長いこと住まわれている日本人女性の方に
留学期間は1年間ですと言ったら、「え!たったの?」と笑っておられた。
最近、インドにもうちょっといたい、とよく思う。
人生は長い。
やりたいこともあれやらこれやら、たくさんある。
もうちょっとしたら、シンプルになれる気がする。