チェンナイ 4日目

午前中部屋で過ごし、昼になって駅前の昨日行ったレストランに行き、
昨日メニューで見て気になっていたエビのビリヤニを注文したら
1時間後に用意できるというので、今日はガイドブックを見て
気になっていた別のレストランに行くことに。


駅前で食べて、また部屋に戻るつもりだったので、財布にあまり
現金が入っておらず、無闇にオートなど捕まえるとお昼代が
足りなくなってしまう可能性があるので、頑張ってバスで行くことに。


チェンナイはなんといってもバスの行き先と本数が半端なく多い。
しかも困ったことにバスに系統番号と大雑把な区間名しか表示されておらず、
バス停にも、とりあえず何番のバスが停車するかが示されているのみで、
行きたい場所とバスの番号を照合して、乗るべきバスの番号を確認する、
という当然の手段が与えられていない。
本屋に行けば、その全てが網羅されたパーフェクト・ガイドのようなのが
売っているのだけども、そのガイドというのが、すごく大きな地図を
広げねばならず、乗る度にバス停でそれを広げるわけにもいかず、
また、たかだか数日滞在するのに買う価値があるかというと、
それほどでもないように思われたので、買わなかった。


なので、バス停にいる人に尋ねるのだけど、チェンナイ市民は、
英語もヒンディーも知らない人がついに10割近いため、
なかなかコミュニケーションがとれず、しかも外国人と見ると
平気で無視する市民が何と多いことか。
おまけに地名などの標識が現地のタミル語でのみ書かれている場合が
多く、バスに乗るのにかなり苦労する。
…しかし、大金を持ち合わせてないので、その苦手なバスに乗った。


そして、編み出したのが、やって来たバスに適当に飛び乗り、
中で切符を買うときに行き先を言うと、その行き先まで行くなら
切符を売ってくれるし、行かないなら何番バスに乗れと言って
次のバス停で降ろされる、という乗り方。
はは、これいけるかも、と思ったけど、やはりそんなに甘くなかった。
乗客をさばくのに忙しい切符切りがそこまで私の面倒を見てくれないんで
あった。チェンナイのバスは常時、どの路線も超満員であった。
最初空いてても、街中を走るうちにぎゅうぎゅう詰めになる。


で、何度かバスを乗り換えて、目的地に行こうと試みたけど
結局辿り着けなかった。陽射しが強く、日に焼け、そして疲れたので
駅方面に行くバスに乗って、部屋に戻った。
途中でマッシュポテトの軽食を食べたり、カットフルーツ盛りを
食べたりしていたら、食欲もなくなっていた。