ポンディチェリー 3日目

7時起床、8時にオーロビンド関連施設の食事のクーポン
3食分20ルピーを買い、歩いて10分くらいのところにある
ダイニングホールへ。
数百人の国内外からの人々が朝の軽食をとっていた。
さすがオーロビンド、規模が大きい。


その近くにある修道場には、オーロビンドとその愛弟子マザーの著作や
関連書籍がたくさん販売されていて、言語もインドの言葉が数種、
それから英語、フランス語など数ヶ国語に訳されていたけど
残念ながら日本語訳はない。英語訳の薄い冊子を2冊購入。


オーロビンド関連の建物も、そしてポンディチェリーの海岸方向の
エリアも、今まで混沌としたインドの町並みを見てきた私にとって
かなり洗練されていて清潔で、行ったことないけど、フランスって
こんな感じなんだろうかと思った。
外壁の白さや淡いグレー、他のインドの町にはなかった。
そういえばユトリロの絵にも漆喰の白に執着し、
白っぽい絵ばかり描いた「白の時代」と呼ばれる一連の作品がある。
フランスって白いんだろうか。フランス、気になる。


部屋に戻って、過去の抜けた日記を付け、昼にまたダイニングホール
に出掛けてランチ、部屋に戻って午睡し、また日記を考え、
夕方お茶の時間に外に出て、揚げたてのポテトチップス10ルピー。


コットンのパンツ、先日重いバックパック背負ってバスのステップを
昇ったときに、お尻の部分がビリッと破れてしまったので
外で縫い物を生業としているおじさんにお願いしてミシンで縫ってもらい
薄い生地が引き伸ばされてもう少しで破れそうな箇所も
裏から当て布して補強してもらった。10ルピー。
やっぱり踏ん張ったりするときはジーンズ穿いてたほうが
丈夫でいいみたいだ。関節が若干不自由になるけども。


また部屋に戻って日記を付けていると、窓から私の
ノートパソコンを見かけたらしいインド人女性が
部屋をノックして話し掛けてきた。
いきなり、そのパソコンは電気を使っているか、と最初に聞かれたので
ゲストハウスのスタッフが電気消費量のチェックにでも来たのかと
思って、エクストラチャージをとられるんだろうか、とか考えて
すこし慎重に言葉を選んで喋ってたんだけど、違った、
ただの宿泊客だった。
パソコンの値段やら、それで何をしているのかとか、デジカメの
こととか彼女は知りたがったいた。
彼女はチェンナイから一人で来ていて、明日帰るそう。
インド人女性の一人旅なんて、めずらしい。
さすがインド4大都市のチェンナイの女性、やはりちょっと進んでいる。


私が周遊旅行を続けていて、次の目的地がチェンナイなのだと言うと
彼女がチェンナイを案内してくれると言った。
でも彼女はやはりインド的な人で、一方的に主導権を握ったような
喋り方をする人で、人が話しているのにもう次の質問をするような
人だった。インドではたまにこういう人がいる。
譲る気持ちとか謙虚さが見られない人がたまにいる。
そして彼女の特徴として、朗らかに笑ったりも微笑みもしないんであった。
ユーモアのない人生なんだろうか。不思議だ。
なんとなく情緒不安定そうな感じもする。
夜になって、彼女とダイニングホールで一緒に食事をとったりしている
うちに、だんだん彼女と一緒にいるのが正直キツくなってきた。
なので、チェンナイもできたら一人で歩きたいと思うようになった。


部屋に戻ってまた日記の続き。
今日は一日部屋でゆっくり過ごした。