マドゥライ到着

バスを降車し、10ルピーという格安値を自ら言ってきた
リクシャーに乗り込み、ガイドブックで見たロッジへ行ったが
情報よりも高値だったので別のロッジを当たることに。
先ほど私を降ろしたリクシャーがまだそこにいて、
私を見るなり、他のロッジを案内する、金は取らないから乗れ、
というので、乗った。
先のロッジのあった大通りから1本入った、美味しそうな安食堂と
安宿が立ち並ぶ通りの1軒に案内された。
シングルルーム、175ルピー。
そこに決めた。


部屋に荷物を置いて、財布とガイドブックだけ持って
すぐに外に出た。
さっき来るときに見た安食堂を見ながら辺りを散策。
今まで見たことがない、炭火で熱する丸い大きな鉄板の上で
ローティー(薄焼きパン)やらドーサやらを焼く店が多い。
これが南インド風なんだろう。
店先でやっていると、いかにも美味しそうに見える。
喜悦のまなざしで活気のいい鉄板の上を見物していると、
スタッフが「何が欲しい?」と聞く。
ここは注文してからささっと鉄板上で調理してくれるらしい。
あ、えと、さっき焼いてたの…と言ったけど
彼らには英語もヒンディーも通じず、
しかもメニューが現地のタミル語でしか書かれてなくて
結局コミュニケーション取れず。
メニューの数が半端なく多いのが気になった。


別の店で、私はチキンビリヤニが売りっぽい、オープンエアの
小さな店で、チキンビリヤニを食べた。
ゆで卵とチキンが付いていた。18ルピー。安い。
ここのはちょっと個性的なビリヤニで、かなり色が濃かった。
でもナツメグなど甘めのスパイスが効きすぎて、大味。
玄人っぽい味ではなかったのが残念。


その後、観光都市マドゥライの目玉、ミーナクシー寺院へ。
近かったんだけど、なんとなくリキシャを拾って行った。
すでに辺りは暗く、リキシャが街の中心の通りを走っていると
かなり高い位置まで間隔をあけて1列に点灯する灯りが見えた。
徐々に近づくと、それはミーナークシ寺院のゴープラム(門塔)だった。