カニャークマリ 2日目

早起きして6時前、部屋を出て海岸に出たけど
日が昇ってないけど外はもう明るく、
そしてロッジのすぐ傍の寺院ではすでに宗教的な陽気な音楽が流れ
参拝客がぞろぞろと押し寄せていた。
ここは年間通して、インド中から参拝客が訪れるらしい。


今日は昨日と違うスポットで日の出を拝もうと思い、
寺院近くの海岸に歩いていった。ロッジから出て2、3分。
すでに人で埋まっている。
今日は風が強い。びゅうびゅういっている。
朝は涼しい。ほのかに肌寒い。
昨日の場所は若者が多かったけど、ここは比較的年齢層が高い。
防波堤から階段で海辺へ降りれるようになっていて
そこでは熱心なヒンドゥー教徒たちが
海水をかぶっていた。


今日の日の出も、水平線上が水蒸気でクリアでなかったので
太陽もなかなか現れず、姿を見せても、なんか
感動の薄いのは、他の人たちも同様なんだなと
なんとなく雰囲気でわかった。


すぐ傍のヒンドゥー寺院、朝日を拝み終わった人がぞろぞろと
流れるように入って行き、そして行列を作っていた。
何の行列かよくわからないけど、寺院の行列なら
おそらく参拝のためだろうと思い、私も列に並んでみた。
デジカメを持っていたので、入り口で預けねばならなかった。
長い長い行列、やがて本殿に入った。
薄暗い中、小さなオイルランプが無数に焚かれていた。
軽く熱気を感じる。
熱気以上に、何かが恐かった。入ってはいけないような気がしてきた。
行列は見る限り男性ばかり、時々小さな娘を連れている人もいたので
女人禁制ではないらしい。
男性参拝客は、上半身裸にならなければならないらしく、
みな腰巻き一枚になっていた。
祈祷の短い文句を男らが一斉に唱える声が、寺院内に響いた。


行列は長く、薄暗い建物の中を紆余曲折して
御本尊らしきを拝むことができた。