ゴア 5日目

今朝早めに起きて、まだ月明かりの中、ビーチに出た。
朝日を拝もうと思ったら、ビーチの東に突き出た岬に隠れて見えなかった。


今日こそゴアを出て、次の目的地へ発とうと朝荷物をまとめた。
しかしアクセサリーショップに行って品物を受け取ったり、
両替しているうちに、もう2、3日居ようかという気になった。
なので、とりあえず今日出るのはやめにした。


ビーチ沿いのレストランでフィッシュフライカレーを食べ、
部屋に戻ってすこし眠り、またビーチへ。


夕刻になり、初日に宿泊したエリアであるゴアの州都、
パンジム(パナジ)へ。
カラングートからすこしバスで移動すると、ゴアを流れる川、
マンドヴィー川の河口付近に出る。
その川を、市民の交通手段である船で渡った。
ぐるりと回って橋を渡るよりも近道になるので
バイクの人たちがたくさん利用していて、
甲板はあっという間にバイクでいっぱいになり、船はさっさと
出発した。


10分程度で向こう岸に着いた。
パンジムの大通りは整然としていて、落ち着いたヨーロッパの
街並みのよう。
川沿いの、並木の植えられた歩道を歩いて、市民の憩いの場の公園へ。
その後、街の中心部にあるパンジム教会へ行った。
ガイドブックにも載っている有名な教会。
階段を昇った上にある真っ白な教会の建物が
ライトアップされて神々しく浮かび上がっていた。
中にこっそり入ると、夕方の礼拝の時間だった。
真っ白で高い天井、前面の金色の装飾。側面の置き物。
宗教的な建築物は、いつだって造形美で、神秘と崇高さに満ちている。


一緒に行った現地の友人は、ムスリムなので自分は入れないんだと
言っていた。
私もクリスチャンでないので、本当は入れないはず。


ラッシュアワーのバスに乗り込み、カラングートに戻った。
ツーリスト向けではない、現地のムスリムたちが行く食堂に行き
マトン・ビリヤニ(炊き込みご飯)と、パラータという
発酵生地を薄焼きにしたパンと、ビーフキーマカレーを注文。
70ルピー。安い。どれもさすがに美味。


今日気付いたのは、日本を発つすこし前に買った
ナイキのエアマックス(ソール部に緩衝材として空気のクッションが
入っているスニーカー)が、左だけパンクしていた。
わずかに違和感があるけど、たいしたことない。
そんなに履き心地が変わらないことにびっくり。


インドではよく宗教は何かと聞かれるけど、
そういえばゴアではまだ一度も誰からも聞かれたことがない。
ゴアン(ゴア人のこと)は外国人に慣れているからかな。


いつも財布だけポケットに入れてほっつき歩いているので
いざというときに写真が撮れない。