ゴア 2日目

朝9時にチェックアウトし、バックパック背負ってバスに乗り
昨日見つけたユースホステルへ。
ちょうど朝のラッシュ時に乗ってしまって、そうでなくとも混雑した車内、
バックパックを背に乗り込んで本当に申し訳ない、と思いながら
踏ん張って堪えていると、座っていたおっさんが、
アイコンタクトで「ここに座るか?」と聞いてきた。
ほんとにアイコンタクト!!
おっさんの親切心に感謝しつつ、ありがたく席を譲ってもらった。
おっさんは間もなく次の停留所で降りていった。


ユースホステルに着くと、何やら明日から団体客が入っているそうで
今日1泊限りしか泊められない、と言われた。
ということは、今日泊まって、また明日移らんければならない。
しかしユースホステルは、ドミトリーだけど、1泊40ルピー、
今朝出てきた安宿は、安いと言っても250ルピーだった。
なので、明日移ることにして今晩はユースに決めた。


昼になり、市街地から外れたビーチのほうに宿を探しに行きがてら、
ランチでも食べに行こうと思い立ち、外出。
数あるビーチの中から、市街地から18キロ先のカラングビーチに
行くことに。ビーチはその先もいくつも続く。


ビーチのあるバス停に降り立ち、ガイドブックで見かけた名前の
ゲストハウスを探した。
歩いていると、いた…!いた、いた!!
私が思い描いていたような欧米人が!!
肩にがっつりタトゥーとか入ってて!
アルコールしっかり買い込んでる!
ほ、ほんとにいたーーー!!!
…と、ベタな彼奴らに受けつつ、喜びつつ、平静を装いつつ。
大通りは観光客目当てのアジア雑貨などを商う店が
多く軒を連ねているのだけど、一歩路地へ入ると、
現地の人たちの生活空間で、あるようなないような細い未舗装の道路の周りは
やたら雑草が生え、すでに砂地の道を進み、
何度か現地人に道を尋ねてやっと着いた。
聞けば部屋は空いているそう。1泊200ルピー。ま、こんなもんか。


帰りに街の大きな市場で物色、ミックスフルーツジュースRs.17飲んだ。
そして、昨日買った安物のビーチサンダルが
靴擦れが出来てどうしても痛いので、ちょっといいサンダルを購入。
…どうも日本の感覚で考えてしまい、市場の近くに
新鮮な魚料理などの店があってもいいんでないかと思い、探すも見つからず。


バスに乗り、ユースホステル近くの海岸で夕日を見た。
夕日の上半分は輝くジューシーなピンクグレープフルーツ色、
下半分は水平線上のもやの色に溶けていた。


宿に戻り、体中にこびりついた砂を洗い流して一息ついていると
外が何やら賑やか。大音量でヒンディーミュージックの
リミックスがかかっている。あ、パーティー?!
窓の向こうはビーチなんだけど、すぐ外に木々が植わっていて
見通しが悪い。
居ても立ってもおられず、外に様子を見に行くことに。
ユースホステル1階の、ビーチ側のテラスに出ると
それがどこから聞こえてくるのか、すぐにわかった。
それはクルーザーからだった。
クルーザーに…!
い、いたーーーー!
踊ってるーーー!!!
ほんとにーーー??!!
かなり受けた。
クルーザーはダンス三昧中の人々を乗せ、大音量でもかなりいい音の
音楽を陸にいる人にも提供しつつ、華やかで挑発的なライトを
チカチカと点滅させ、ゆっくりと、発着所を出て、沖で向きを変え、
そして再び発着所へ戻ってゆくのであった。


今日はめずらしいものを2つ見れた。