ハイデラバード 2日目

ハイデラバードは何しろ広大な都市で、散在する観光名所に
いちいちタクシーやらバスで行っていたら、
お金がかかったり時間がかかったりしてデメリットが計り知れないので、
政府主催の市内観光ツアーに参加することにした。


手持ちのガイドブックによると朝9時から市内観光ツアーが
毎日出発しているそうなので、その時間に昨日行き損ねた観光案内所に行き
さっそくチケット230ルピーを買ってバスに乗った。


総大理石の贅沢なヒンドゥー寺院のビルラ寺院、
最後の旧藩王ニザームの遺品やコレクションが展示された広大な邸宅、
ニザーム家の絢爛豪華な生活が偲ばれる宮殿、
アジア最大の動物園のひとつと言われているネルー動物園、
岩山の上に造り上げられた城砦、ゴルコンダ要塞、
ゴルコンダ要塞近くの霊廟群、クトゥブ・シャーヒー王陵墓、
インドの国立博物館の1つ、サラール・ジャング博物館、
昨日行ったチャール・ミナールとメッカ・マスジッド。
…中にはあまり関心のないものもあったけど
ともかく、これだけを朝9時から夜の7時までかけて
インド人新婚カップル、熟年夫婦、家族連れなどに囲まれて
ツアコンのお兄さんの仕切りで周ることができた。
外国人は私一人だけだった。


写真上2枚:ビルラ寺院 下2枚:ゴルコンダ要塞


帰り、変なところで降ろされたので、とりあえずハイデラバードの
もう一つの入り口、シックンダラバード駅に行き、
駅前のスイーツ屋さんでクッキーの詰め合わせを買い、
ロッジ方面に向かうバスに乗った。


繁華街で降車、すでに暗い、夜の都会、
CITIBANKでお金を少しおろし、
さらに地図と道路標識を見比べながら歩いていると、
新しめのコンプレックス内に、インドのメガミュージックストア、
「プラネットM」を発見。と言っても1フロア。
しばしヒンディームービーのサントラやらDVDを物色、
買おうかすごく迷ったけど結局買わず。
次にそのコンプレックス内でインドで初めて
ドラッグストアらしいドラッグストアを発見、
ふらりと入るとエアコンががんがんに効いて、さ、寒い。
さっきのプラネットMも寒かった。
そして、いずれの店も、ドアボーイが立っていて
入るとともに手荷物を預けさせられ、番号札を渡されるのであった。
そして中にいるのは、こぎれいな格好した、
お小遣いをたくさんもらってそうな、学生風の男子や女子。


肌寒いが品揃えがいいドラッグストアで、
香りのいい国産メーカーのシャンプーを買い、
同じコンプレックス内のスニーカーの店へ。
アディダス、PUMA、コンバースなんかが揃ってて
値段は日本と同じくらいでびっくりした。
NIKEが見たかったけど置いてなかった。


大きな道路をそれて中に入ると、飲食店がちらほらあって
こぎれいで活気のいいレストランを見つけたので
中に入って「ビリヤニありますか?」と聞いてみた。
ビリヤニというのは、インドのピラフとか炊き込みご飯の類。
私は初めてインドでビリヤニを食べた日から、これの虜に
なってしまった。そしてハイデラバードの名物のひとつが
なんとビリヤニなので、これは食べないわけにはいかない。
無愛想なおっさんがあるよと言ってメニューを開いて
見せてくれた。
…あった、マトン・ビリヤニ 80ルピー。
た、高い。
でも食べる。
きっと2人でシェアするくらいの量が出てくるはず。


相変わらず店内はどういうわけか男性ばかりなので
テイクアウトにしてくださいと一旦言ったんだけど
通路挟んで奥に、ファミリー向けと書かれた部屋があった、
「やっぱり、あそこで食べたいんだけど。」と言って
お店で食べることに。


ファミリー向けのコーナーは、親子連れのほか
若いカップル、熟年夫婦の4人連れ、
めずらしい女友達2人連れがいた。
4人掛けのテーブルに着き、しばらくすると
お水が来て、待望のビリヤニ登場。
私が食べたことがあるのと違って、
それはサフランライスとそうじゃないライス、
いずれもバスマティですが
それがミックスされていた。
ということは、マトンの炊き込みご飯に
サフランライスをミックスしたということかな。
それにマトンカレーが付いていた。これも初めて。
ボーイがお皿に取り分けてくれ、さっそく食べた。
お、美味しい。美味しいなぁ、ビリヤニはやっぱり。
美味しい、美味しいと半分食べ終え、やっぱり満腹になった。
レモングラスが効いてて、最初はアクセントになって
良いなーと思っていたけど、最後のほうは
ちょっとクセが強すぎて飽きてきた。
美味しいビリヤニを半分置いて、
オート拾って帰宅。