聖なる木 トゥルシー

夕方になって外出。
ほんとはお寺に行って、日本から研修に来てる人たちや
ムンバイのお坊さんに会うつもりだったんだけど
お寺の近所に住む知人宅に、すこし寄るつもりが長居を
してしまった。
知人宅で、軽食をご馳走になり、トゥルシーという
葉っぱをもらって帰宅。


トゥルシーはヒンドゥー教では神聖視されている樹木のひとつで
葉っぱは薬効があり、また樹木の並木を作ると蚊を防ぐ壁になるそう。
ハーブティーにして飲むと体に良いらしく、香りがミント系と
いうのをどこかで読んだので興味がありました。
チャイを作るときに一緒に煮出して飲むと美味しいそう。


ちょっと前、お隣のお父さんにトゥルシーの木ってこのへんにどこか
生えてませんか?と尋ねたら、あるよあるよ、たくさんある、
と言ってたのに、どこですか?と聞いたら、あとでと
誤魔化された。
インド人の「あとで。」は物事をあやふやにするときの定番の文句。


知人にそのことを言ったら、ヒンドゥーの人々はトゥルシーの葉っぱを
夜取ることを禁忌としていたり、早朝も駄目だとか、なんか
いろいろタブーがあるらしく、何も知らない私が聖なる木を荒らすのを
嫌がって教えなかったんじゃないかということでした。なるほど、納得。


下の写真は帰り道撮った、ヒンドゥー寺院。ヒンドゥーの人々は
こういう電飾を神事に好んで用います。派手でかわいらしい。