ラクシャ・バンダン

今日はインドのお祭「ラクシャ・バンダン」の日で学校はお休み。
町中で何かあるとかいうわけではなく、
女子が兄弟に、ラキと呼ばれるお守りの飾り紐を手首に巻いて
兄弟はお返しに、姉や妹を守ってあげるという
各おうちでなされる兄弟と姉妹のお祭。
お祭の詳しい成り立ちがわからないのでちょっと検索してみたら
とてもわかりやすく書かれているブログを見つけたのでご紹介します。


Blue Lotus http://neelkamal.blog15.fc2.com/blog-date-20050809.html
カイバリ紅茶日記 http://makaibari.tea-nifty.com/blog/2005/08/_raksha_bandhan_6cf3.html


先日プチバースディパーティーをしたソヌーの家に
今日は朝から招かれていた。
といっても、行ってみると朝から何かやっているわけではなく
私は居間で座らせてもらい、すぐ傍のベッドには
風邪で体調を崩されたお祖父ちゃんが頭から掛け布を被って
横になっていて、鏡の前ではソヌーとルパ(ソヌーの従姉妹)が
新しいサリーを着たり、メイクをしたりしてせわしなく、
奥のキッチンではお祖母ちゃんとお母さんが今日のご馳走を
作っていて、私はソヌーとルパの叔父にあたるお兄さんと話したり
TV観たりして昼過ぎまで過ごしていた。
お祖父ちゃんがヒンドゥー僧侶なので、お兄さんも僧侶になるらしく
いま修行中のようで、髪もヒゲものばしっぱなしの状態。


昼過ぎになっていよいよラクシャ・バンダンの儀式。
居間の床に、白い粉を手で握って少しずつこぼしながら描いた
吉祥の紋様の上に、台座を置いて、そこに家の男子は座って
姉妹が額に赤い粉で印を付けてあげ、腕にラキと呼ばれる飾りの紐を
結わい、甘いお菓子を口に運んで食べさせます。



写真左上:吉祥の紋様の砂絵。この他にもパターンはいくらでもあります。
右上:姉に額に印を付けてもらうお兄さん
左下:腕にラキを結わってもらっているところ 


その後、お祝いのご馳走です。彼らは北インドがルーツの人々なので
家庭料理も北インド料理。マハラシュトラの料理を見慣れ、食べ慣れていると
違いがよくわかります。しばらく雑談したり写真撮ったり。


私が頂いたご馳走は神さまの御下がりでした。


14時に学校の先生のおうちに行く約束をしていたので、その後、移動。
アニタ先生の家でも、お祝いのご馳走を作っていて
14時に行ったときすでに作っていたけど、途中来客などあり
出来上がったのは17時くらいだった。インドの女性は
キッチンに立っている時間がすごく長い。うちのお隣さんも
キッチンが壁を隔てて隣り合わせなのでよくわかるんだけど
いつもキッチンからカチャカチャと何かやっている音やら
声が聞こえ、外で働かない女性は1日の大半をキッチンで
過ごしているように思われます。


夕方になって、アニタ先生の家でもラクシャ・バンダンの
儀式が行われ、娘さんはその弟にラキを結わい、お菓子を食べさせ
旦那さんは故郷にいる妹さんからラキが郵送されてきたので
アニタ先生が結わってあげていました。
ラクシャ・バンダンの日には、遠く離れた兄弟にラキを届けるため
封筒に入れて郵送するので、郵便屋さんも大忙しです。
外が暗くなるまで、先生のご家族と楽しく過ごして帰宅。


子供用の大ぶりなラキがたくさん…