キッチンのガス

早朝、庭の草抜きをしていたら隣人も草抜きを始めた。お手伝いの子が
着色された粉で、玄関先にヒンドゥーのお祈りのデザインを描いていた。
この子が毎朝描いていたのかー。
奥さんの言いつけで、うちの玄関にも簡単なデザインが出来上がった。


朝の授業を終え、キッチンのガスを供給して欲しい旨を話しに
学内の役員のところに行こうとしたら、生活担当の先生が呼んでいると
警備係のおじさんが教えてくれた。
何のことかと思ったら、ひとつは現地の知人が先々日届けてくださった
お祭りの招待状、もうひとつは6月某日から6日間ほど、部屋を
空けろと言う。なんてわけのわからんことを言うインド人だろうか。
でも立場上、どう答えればいいのかわからず、曖昧にわかったと言った。
その後ガスの話をしに役員のところに。
おっさんらが日本の通貨をめずらしがった。へーこれ1枚が3000ルピーも
するのか!と驚いていた。日本で言えば、たとえば5万円の価値のあるお札を
目にするようなものだろう。インドと日本でお金の価値が異なるので
お金の話はあまりしたくない。
ガスの話をしたところ、何やら電話掛けていたけど、結局どうなるのか
聞かされぬまま部屋に帰された。


昼過ぎに現地の知人からTEL、ガスの心配をしてくれた。ついでに
部屋を空けろと言われたがどう対応していいのか聞いたら、的確に答えて
くださった。


しばらくしたらまた別の知人からTEL。ケータイのメーカーを聞かれた。
ネット接続のために調べてくれているらしい。インドでは、特にこの
片田舎で、個人でネットに繋ぐのはめずらしい作業らしい。


うたた寝したり勉強したりして過ごしていたら、その知人が訪ねて来て
くれた。インターネット接続のことで、これからショップに行こうと
言うことで、彼の運転するバイクでさっそく町に。
ショップの店員さんが設定をしてくれ、約8時間後に設定完了の
メールが届くので、それから接続が可能とのこと。やった!嬉し。
そのまま、ガス屋さんに行ってくれ、すぐさま手はずを整えてくれた。
いったん帰宅してしばらくして、彼がガスのシリンダーを持って来てくれた。
さっそく設置。おほほ。いよいよお湯が沸かせる!


ではガスが揃えば料理が出来るということで、またバイクに乗って
食器類、食材などなど、たくさん買い物に付き合ってくれた。