しばし引越し

今週土曜日はいよいよ隣のお兄さんの結婚式。
私が今まで見た結婚式は、披露宴の会場設営から食事まで
どれも身内で準備が行われているようで、お隣さんもやはり
今日から家にたくさんの人を呼んで、みんなで式作りに
いそしんでいる模様。
式は学内の大広場と講堂で行われるみたいです。
当然、ゲストルームが足りなくなるので、私の部屋を提供
しなければならなくなった。
5、6日の間、私は隣の隣に引っ越さなければならなかった。


やはりその空き部屋も、最初に私の部屋がそうだったように、
すごく汚かったので、私が朝の授業を受けている間に掃除をして
もらった。でも、およそインド人の掃除というのはすごく甘い
ものなので、あまり期待してなかったんだけど、実際、やはり
とてもゆるかった。頭の中で『清潔とは文化である』という言葉が
無意識のうちに廻り続けていた。


うんざりして、今すぐどこかへ行ってしまいたいのを堪え、
とりあえず自分の部屋を使ってもらって差し支えないように整え
荷物を新たな部屋に運び込んで、スタコラサッサと逃げた。


今日からしばらく自炊不要になりました。
キッチンは移動しなくていい、うちに1日2食、食べに来なさい
というお隣さんのアドバイスに従い、部屋を提供してる間
お世話になることに。
さっき、朝の軽食(自家製スナック菓子)とランチを頂いてきた。
ランチはコリアンダーカレーとチャパティー、付け合せの生玉葱。
夕食は9時とのこと。インドの夕食は遅いです。
なので、夕方に甘いチャイを飲んだり、豆とか米が原料の
スナック菓子を食べる習慣があります。


夜遅くに、油っこくてスパイシーなインド料理を食べても
不思議なほど胃にもたれません。
胃腸にいいスパイスをバランス良く取り入れているからだと
思われますが、スパイスの力、ほんとにブラボー、Good jobです。

水浸し

15時になったら、掃除をしに誰か来てくれるはずだったんだけど
誰も来ないので16時過ぎてあらためて頼みに。
そしたら、庭を管理するおっさんが、愛用の長いホースを
持ってきて、室内床、裏庭の土間、バスルーム、そしてトイレを
一気に洗い流してくれました。
室内にホースで水をぶちまけられ、結構意表を突かれたんだけど
埃などがきれいに洗い流され、まーよかった、です。

御呼ばれ 初日晩御飯編

21時になって、お隣さんちに晩御飯を頂きに。
そしたら、お宅の玄関前の庭先に、座布団くらいの幅の
細長い布がゆるゆるとコの字型に延べられ、そこに20人くらいの
おっさんらと、10名足らずの子供たちがあぐらをかいて座り、
葉っぱのお皿で食事をしていた。
もう始まっているのかと思い、どこで食べればいいのかなーと
ぼんやり突っ立っていると、忙しげに給仕をしていた
顔見知りの家の女性がちょっと待っててねと言うので、
ちょっと待っていた。
5、6名の女性と1、2名の男性が、ある人はご飯の鍋を持って
ある人はチャパティー入れ、ある人は煮物の鍋、ある人は水差しを
それぞれ手に、食事中の人に給仕をして回り、
そして家の中とコの字型をせわしなく行ったり来たり。
ほー、また男性陣が先に食べておるなーと思って見ていたら
先ほど私に声をかけた女性が水差しを差し出すので、
手を洗えということかなーと思ったら、食事をしている人たちの
コップに水を汲んで回れということだった。
なんで見ず知らずのおっさんらの水を、ゲストのはずの私が
汲んで回らなければならないのか、さっぱりだったんだけど、
まー汲んで回った。
インドでは「お客さんは神様」って、朝、インド人に
教わったんだけどなー。


男性陣が15分くらいで食べ終わり、給仕役が葉っぱのお皿と
コップを片付け、ざっと掃き掃除がなされ、また新しい葉っぱの
お皿が並べられ、ご飯やらチャパティーやら煮物が盛られ、
先ほど座りきれなかったらしい男性数名があぐらをかいて座り、
残りの席に女性がぼちぼち座り始めた。
私も声を掛けられ、あぐらをかいて座った。
メニューはとっても質素で、野菜の煮物、豆の汁物、インドの
天ぷら、ご飯、チャパティー、漬物、青唐辛子の付け合せ。
野菜の煮物がすごくしょっぱくて、少量でたくさんの人数分を
間に合わせるためか?と考えてしまうほど。
んー、自炊したい。