御呼ばれ 初日晩御飯編

21時になって、お隣さんちに晩御飯を頂きに。
そしたら、お宅の玄関前の庭先に、座布団くらいの幅の
細長い布がゆるゆるとコの字型に延べられ、そこに20人くらいの
おっさんらと、10名足らずの子供たちがあぐらをかいて座り、
葉っぱのお皿で食事をしていた。
もう始まっているのかと思い、どこで食べればいいのかなーと
ぼんやり突っ立っていると、忙しげに給仕をしていた
顔見知りの家の女性がちょっと待っててねと言うので、
ちょっと待っていた。
5、6名の女性と1、2名の男性が、ある人はご飯の鍋を持って
ある人はチャパティー入れ、ある人は煮物の鍋、ある人は水差しを
それぞれ手に、食事中の人に給仕をして回り、
そして家の中とコの字型をせわしなく行ったり来たり。
ほー、また男性陣が先に食べておるなーと思って見ていたら
先ほど私に声をかけた女性が水差しを差し出すので、
手を洗えということかなーと思ったら、食事をしている人たちの
コップに水を汲んで回れということだった。
なんで見ず知らずのおっさんらの水を、ゲストのはずの私が
汲んで回らなければならないのか、さっぱりだったんだけど、
まー汲んで回った。
インドでは「お客さんは神様」って、朝、インド人に
教わったんだけどなー。


男性陣が15分くらいで食べ終わり、給仕役が葉っぱのお皿と
コップを片付け、ざっと掃き掃除がなされ、また新しい葉っぱの
お皿が並べられ、ご飯やらチャパティーやら煮物が盛られ、
先ほど座りきれなかったらしい男性数名があぐらをかいて座り、
残りの席に女性がぼちぼち座り始めた。
私も声を掛けられ、あぐらをかいて座った。
メニューはとっても質素で、野菜の煮物、豆の汁物、インドの
天ぷら、ご飯、チャパティー、漬物、青唐辛子の付け合せ。
野菜の煮物がすごくしょっぱくて、少量でたくさんの人数分を
間に合わせるためか?と考えてしまうほど。
んー、自炊したい。