アオラー

昨晩、お隣さんで晩御飯をご馳走になり、そのときに頂いた
“ほうれん草と豆のカレー”がとても気に入ったので、
今日はそれを作ろうと思い、お嫁さんに作り方を教わって
夕方になって町に材料を買いに。


今日の買い物

  • 全粒粉(チャパティーの粉)2kg …Rs.39
  • 砂糖 1kg …Rs.20.50
  • チャナ豆 500g …Rs.22.50
  • トゥーアル豆 500g …Rs.17.50
  • じゃが芋 1kg …Rs.12
  • 玉葱 250g …Rs.2
  • トマト 250g …Rs.3
  • 小レモン 4個 …Rs.2
  • グリーンチリ 1盛り …Rs.2
  • アオラー 500g …Rs.16
  • ピーナツ 100g …Rs.4
  • ギー(ミルクから作ったオイル) …Rs.65      合計額 Rs.206


そのレシピによると、チャナ豆とトゥーアル豆という2種類の豆を
ブレンドして使うらしい。インドは宗教の関係でベジタリアン
とても多いので、豆をタンパク源としてとてもよく食べます。
なので、豆の種類がとても豊富。料理のバラエティーも多く、
1食に豆料理が2種類以上出てくるのもめずらしくありません。


見かけも味も、私にとっては乾燥豆は乾燥豆なんだけど、
それを料理によって使い分けたり、今回のごとくブレンドしたり。
その種類の多さのせいで名前が覚えきれない、
見かけが似ているので、どれがどの味だか区別がつかないetc…で
じつは豆料理を習うのを敬遠していたんだけど、そろそろ慣れてきたから
すこしずつ覚えようと思う。


で、首尾よく欲する豆を手にしたのだけど、肝心なほうれん草が
市場で見当たらない。
やっと見つけたと思って、売り手のおっさんに「ほうれん草いくら?」と聞くと
「250gで10ルピー。」と言った。ほー、と思って突っ立ってると
別のインド人男性の客が来て、また「ほうれん草いくら?」と聞いた。
すると売り手はちらっと私のほうに目をやって
小声で「250gで8ルピー。」と言った。…聞こえてますよ。


その場を離れ、別の売り場でほうれん草をまた見つけ、
また「いくら?」と聞くと「(今日の)ほうれん草良くないんだよ〜」と
出し抜けに明るく自白され、今度はあまりの正直さに笑ってしまった。
良くないほうれん草は買わない。
ほうれん草が市場に出回ってない理由がわかったところで
今日は諦めました。


そしてアオラー(2006-09-04参照)という果実を購入。

これは日本で見かけない種類の果物なので、例えるのが
すこし難しいのだけども、真ん中に直径8ミリくらいの種があって、
実はしゃりしゃりとして梨のような食感、味は観賞用の姫リンゴみたいな
すっぱい味で、香りもまたすっぱいリンゴのにおい。
これを砂糖で煮て日本の金柑の甘露煮のようにして食べる方法を
今日、語学の先生から教わったので、砂糖も買ってさっそく作ることに。


ギーは、朝、マッサージの先生に会った帰りに近くの乳製品の店で購入。
お店には何度か足を運んだことがあって、今日は店に入ると店主が
「バーンスンディー?」と先に言った。
バーンスンディーっていうのは、先日もこの店で食べた私の大好物なんだけど
今日は食べません。「ギーある?」と聞くと、あるよと出してくれた。
数が限られているため、いつも品切れだったんだけど、
今日やっと入手。うれし。


帰り道、自転車をこいでいたら、民家の間の道で「ドゥ〜ドゥ…ドゥ〜ドゥ…」
と声を掛けるミルク売りを見かけた。ドゥードゥとはミルクのことです。
自転車の荷台に大きなミルク缶を載せて量り売りしてます。
家から小さな子供がコップを持って駆けてきた。
コップにミルクを注ぐミルク売り。
すごくいい絵だったんだけど、自転車で通り過ぎちゃって、
シャッターチャンス逃しちゃいました。