インドのおばはん

昨日、お隣に滞在しているおばはんらがわが家に闖入してきて
外国人が滞在している部屋がインド人の生活する部屋と異なるのが
ものめずらしいらしく、へ〜みたいな感じで室内やらキッチンやらを
自由闊達に見学して帰ってったのが大変煩わしく、アレ、ちょっと
ムリして寛容でいる必要がないんじゃないかと今頃になってふと気がつき
今日は朝からがっちり施錠してたんだけれども
授業が始まる前の午前中、中庭に机を運び出して勉強していたら
ドアをノックし声を掛けている者がいる。
誰かと思ったら、ぐっさん(山口智充)似の昨日のおばはんが
別のおばはんと小学生くらいの女の子を伴ってドアを開けるなりまた闖入してきた。
え?と思って放心して私が突っ立っている間に
まだ玄関口に放置しっぱなしだったうちの新聞を手に
おばはんらはどんどん奥に進み、
程よい場所を見つけ、「うん、ここでいいわ」みたいなことを言いながら
よいしょって座り込んで雑談しながら新聞めくり始めた。
…え?


わが家でくつろぐおばはんら


そこで20分くらいかなー私が勉強してる横で、新聞声に出して読んだりして
過ごし、さてと立ち上がって帰ろうとしていたので
「このようなのがインドの慣習なんですか?つまり、あなた方は
なんの会話もなしにうちに入ってきましたよね?」とおもむろに尋ねたら
わ、ヒンディー語喋った!みたいなリアクションで
今更、自分らが来たわけを話し、気分を害したか?と言うので
そうじゃないけど、日本の文化とあまりにも違うから
こういう文化なのかなと思って聞いてみただけだと返答。
おばはんらは、あなたが1人暮らしだから来たわけで、2人だったら
入ってこなかった、とか、新聞があったから、とか
滞在しているお宅が居場所がなかなかないとか言ってたけど
他人のうちに無断で侵入するのがそもそもインドのカルチャーなのかどうかは
聞くことができなかった。


学校で先生にこのエピソードを話し、こういうのってインドの慣習なんですかねー
と尋ねてみたら、違う違うと大変否定された。
教養のある人はそういうことはしませんよ、と。
あいかわらず多様なジャンルのひとびとがいる11億人の国、インド。