成田〜ムンバイ

早朝5時過ぎ、重いバックパックを背負い、まだ人気の少ないのをいいことに、
自転車に乗ってゆらりゆらりしながら最寄り駅へ。
自転車は駅に乗り捨て。
電車と空港行きリムジンバスを乗り継ぎ、8時過ぎ成田着。


6年振りの大学時代の友人が、空港に会いに来てくれた。
6年前の卒業旅行に、一緒にインドに行った子。
空港内のボーダフォン窓口でケータイを解約した後、お茶したり、
日本を離れる前に食べておきたかったマックのエビフィレオに付き合ってもらいつつ、
積もる話をざっとしてインドに遊びに来てと約束して別れ、出国手続き。


搭乗し、飛行機は離陸のタイミングを計りながらゆっくりと滑走。
12:20離陸。雨。
低く垂れ込めた雨雲は分厚く、なかなか抜けない。
水蒸気に太陽光が乱反射して眩しい。
私はなぜかいつも飛行機の翼上のシート。チェックインのときに
希望を聞かれるのだけど、いつも禁煙窓側までしか思いつかず、
着席してから、しまったと気付く。


エア・インディア307。機内アナウンスが少ない。
気流が乱れてるのか、内臓が浮くようなゾクリとした感じが何度かしたけど
アナウンスは一切なし。
機内はガラガラで、私の列は、真反対の窓際のシートに日本人男性が
着席しているだけだった。
雲を10分弱かけて抜けると、一面の雲海と青い空。

12:40富士山通過。しかし見えるのは、私と反対側の座席。


13時過ぎ機内食。おしぼりが独特の芳香。インドっぽい。
ベジタリアンかFishかと希望を聞かれ、Fishを所望。
インドの魚料理を期待していたら、カジキマグロの煮付けが出てきた。
日本で積んできた食事だから和食なのかな。

メニュー
カジキマグロの煮付け しょうゆ風味(熱々です。)
      付け合せ 大根、人参、がんもの煮物
ごはん わかめふりかけ付
練り製品の団子
赤味噌添え胡瓜
パン、バター
ヨーグルト
チョコソースがけシュー添えホワイトムース
水(Packed)


13:30頃 瀬戸内海上空通過


14:00 機内で映画上映のため、遮光窓が下ろされる。

インド版亀田のあられ的存在のスナック菓子が配られた。


映画はシートの場所柄、画面がよく見えないので、本を読むか、
遮光窓をちょびっと開けて眼下を見下ろしてぼーっとして過ごしていた。


16:00頃、小腹が減って先に配られたスナック菓子をおもむろに開封して
むしゃむしゃ食べていたら、ちょうどいいタイミングで
ミネラルウォーターをくれる客室乗務員のおっさん。サービスOKです。
インドでは、暑いときにキンキンに冷えた水を飲まないのが一般的なようなので
機内で出されるお水はもちろん室温でした。

日本時間で17:15頃、よくわからないけど消灯されたので遮光窓を開けたら
いつの間にか中国上空らしき場所を飛んでいた。
見たこともない形をした雲、日本ではないことが明らかな赤茶けた土地、
そこに密集する集落と、曲がりくねった、網目のような道。
太陽を追いかけて飛んでいるので、いつまでも明るい。


19:00 照明点灯。
まもなく軽食が出された。

・ポテトサラダのサンドイッチ、トマト・キューリ・レタスのサンドイッチ
・フルーツ盛り合わせ(キウイ、パイン、オレンジ)
・ミネラルウォーター
ベジタリアン対応です。


19:40
ふと窓の外に視線を移すと、乾いた大地を、涸れているような
涸れかけているような大きな河。ジェット機の飛行と平行して
二又になったり、三又になったり、乾いて州ができて四又になったり
また二又になったりという光景が、途中で涸れてることなど
気にもとめない様子で悠然と横たわっていた。長江とかかな?
雄大で美しかったです。


またしばらくして、窓から眼下を見下ろすと、あちらこちらに
人が建物を建てて生活を営んでいる模様の小さな町が見える。
やがてビルが立ち並ぶ街が見えてきた。もうすぐデリー。


20:40(インド時間17:10)デリー到着。晴天。
私は次のムンバイまで乗って行くので、他の客が乗り降りする間、機内で待機。
飛行中、マンゴージュースを所望したら用意がないと断られたんだけど
客室乗務員のおっさんが、デリーに着いてマンゴージュースを調達してきてくれた。
それをチューチュー飲みながら、しばし待つ。


そうして2時間弱を経て、インド時間19:00、デリー発。


19:40、夕食。今度はノンベジタリアンをチョイス。

メニュー
チキンカリー、ジャガイモカリー、ライス
ライスのクリーム和え
ウリのサラダ、トマト
若いマンゴーの漬物
パン、バター
紅茶


さっさと食べ終わり、まもなく着陸態勢。
日本を出てから11時間半後、ムンバイ市内、チャトラパティ・シヴァージー
国際空港に到着。
現地時間20時10分、日本時間だと23時40分。
日本から予約しておいたホテルの迎えが、空港の出口で
私の名前入りの大きなプラカードを持って、待っててくれた。


1時間強車を走らせ、途中、道路脇で売っていたサトウキビのジュースを
飲みたくなって車を止めてもらい、その後、ムンバイ市内コラバ地区のホテルに到着。
部屋に荷物を運んでもらって、シャワー後、しばらく本を読んで就寝。