アハメダバード

アハメダバードに朝到着。
駅のクロークルームに荷物を預け、早速観光。
この街はかつてイスラム勢力の支配下にあったため、
市内にイスラム風の古い建造物がいくつも残っている。
それらをオートリクシャやバスでざっと見て回った。


ここで有名な階段井戸は、井戸水が湛えられた地下まで
石の階段が続いていて、列柱で支えられた支柱と
吹き抜けの空間によって微妙な陰影が織り成され、
壁面には彫刻の細工も見られ、とても神秘的で芸術的な建築。
外の乾いて暑い空気とは対照的に、下に下りるほど
ひんやり涼やかでしんと静まり返っていた。


それから旧市街地にある<サーバルマティ・アシュラム>という
マハトマ・ガンディーがかつて拠点としていたアシュラム、
現在では記念館のようになっているのだけども、そこを見学。
そのほか、グジャラート特産品のキャラコ(平織り綿、インド更紗)の
博物館を見に行きたかったのだけども、水曜はあいにくの休館日。
いつかまた機会があったら見に来たい。


バスや街中で見た、アハメダバードの女性たちの着ていたサリーは、
私から見て概して他の街よりも趣味がいいように映った。
色がとにかくきれいでセンスがいい。
若い子たちは洋装やパンジャビードレスが多かったけど、
でもとってもおしゃれな子たちが多いと感じた。
都会の学生風の子が多かった。


その後、中長距離バスターミナルへ行き、
いよいよラジャスタン州ウダイプールへ向け出発。
アハメダバードからウダイプールまでは1時間に1本程度
バスが出ていて、私は14時半のバスに乗った。
約6時間、乾いた土地を走った。
今まで見たことがあるインドとは違う大地。
木々の葉は乾いて白んでいた。


他の州と何が違うって、道路がとてもいい。
きちんと整備されて、走行音にうるささを感じないし、
身体に堪えるあの縦揺れも全然なかった。素晴らしい。