an early riser

先々週くらい、朝目が覚めて窓の外、
東の空が狂おしいほどビビッドな朱色、強烈な朝焼けを見た。


あれが忘れられなくて、最近目覚ましが鳴るより早く
まだ外が灰色のうちに目が覚めて外を見てるんだけれども
結局あれ以来まだ一度も朝焼けを見ていません。


今朝も早く目が覚め、やはり水蒸気が空を覆い
空はこんなに広いのに純粋に青い箇所はない。
でもすがすがしい風がふわりふわりと絶え間なく吹き抜け
いつにも増してすこぶる気候がよろしく
部屋にいるのがもったいなく思われたので
さっと身の回りを片付けて自転車に乗って日本寺に向かった。
6時過ぎで町はまだ人が少なく、いつも賑わいを見せている通りは
がらんとしてまるで異空間の体。


寺は朝からお参りしに来る人のため、早くから開放されている。
いつもよくしてもらっているマーラーさんはまだ来ていない。
奥の間に入れてもらって中庭を眺めながら
持ってきた本を読んで過ごしていると、
寺の近くに住む知人がお孫さんを抱いてお散歩に。
しばらく喋った後、彼女のおうちにお邪魔して朝の軽食をご馳走になり
授業が始まる時間が近づいたので、お礼を言ってまた自転車に乗って帰宅。