ヒング家

チャンダンのおうちに上がり、ご両親に挨拶。チャンダンにはお兄さんがいるけど
就職して遠くの地方に住んでいるそう。両親もお兄さんも医者。
お父さんとお母さんは別々に診療所を開業してるそう。専門を聞き忘れた。
今日は蛇神祭というお祭の日だそうで、その日に食べるお菓子を食べさせてもらいました。
ひな祭りの「ひなあられ」とか、端午の節句の「ちまき」のようなものみたいです。
ポップコーンや生ココナッツ果実や乳製品様のものなど、いろんな具材が
混ぜ合わさった感じ。美味しいか美味しくないかわからないうちに完食。


田舎なので、外国人(私のことですが)を見るのが初めての人が多いらしく、
日本人が来ていると聞いて、近所の子供たちが集まってきました。

しばらくご両親と雑談したり、写真撮ったりした後、
お母さんが食事の準備ができるまで、村を案内してもらうことに。
近所に住む親戚のお宅を訪ね、しばし雑談。
壁に打楽器と弦楽器が飾ってあり、私が弦楽器に興味を示すと、
簡単に奏で方を教えてくれ、ワルダーに教室があることも教えてくれた。
ここでもお菓子を出してもらいました。餃子の皮(パリパリ)の中に
すりゴマを甘く味付けしたようなのが入っていました。


その後、チャンダンの顔馴染みの、駄菓子と雑貨を商う店に行き、
またしばし雑談。帰りに店の人がお菓子を持たせてくれた。


短い商店街や小さな市場(今日は祭のため休市)を見てぐるりと村をまわり
お母さんの診療所(なんと施錠せず)を見せてもらい、またおうちへ。
食事の用意がまだだったので、また別のお宅を訪問し、しばし雑談。
また戻ってみたら、今度は食事ができていた。

メニューは

  • 茄子とじゃが芋のカレー
  • カーリー(ミルクから作ったあっさりスープ)
  • パコーラ(インド版天ぷら)
  • 甘い揚げ物(名前失念)
  • パーパル(インド版揚げ煎餅)
  • ニンブー・アチャール(レモンの漬け物)
  • プーリー(揚げて調理したチャパティー、たぶん)
  • ライス


全部美味しかったけど、特に甘い揚げ物、これもやっぱりお祭のときの
食べ物らしいけど、私の味覚直撃。お父さん推薦だけあって美味しい。
モチモチの甘いドーナツのような感じで、ちょっと甘みが強いけど
日本でも売ってそうな味。
食べ終わり、またしばし雑談。インド人は会話の内容として、
家族構成、家族の名前、両親の居所、家族の職業をみんな一様に聞いてくる。
チャンダンのご両親はほんとに明るい人で、お母さんなんか
ずっと笑いっぱなし、陽気なお人柄。お父さんも「I'm sitting here...
(わしはここに座る。)」とかぼそっとひとりごと言ってたりして
インド人としてはユニークな感じがした。そんなご家族。
下の写真は、ご自身の診療所のデスクに座るチャンダンのお母さん。


夕方になってバスの時間になり、ご両親にお礼を言ってお別れ。
今日もいろんなインド人と触れ合え、素敵な1日でした。
私の誕生日をちゃんと記憶してくれていたチャンダンに感謝。
ちょっとした遠出だったけど、車窓から見た曇天の下に広がる大地といい
未知の小さな村といい、猛烈に旅心を刺激された。