ヴァラナシ 2日目

朝起きて、洗濯などして外出。
昨日のシルクショップに行ってもまだ閉まっていた。
市場周りをうろついていると、
日本語の達者な客引きっぽい男の子に声を掛けられた。
見ると、ちょっと見覚えがある。
5年前仲良くしてたグループの子だ。
と思ってたら相手もなんか気付いたらしく、
話してる間にだんだん思い出してきた。


すごく優しい子だったけど、5年経っても変わってなかった。
でも当時のあどけなさが抜けて、顔立ちが少し変わってた。
細い子だったけど、まー大きくなって、みたいな
なんか不思議と嬉しかった。


一人で行くのがなんか照れくさくて行けなかった
当時毎日入り浸ってたお決まりのチャイ屋にその子と一緒に行くと、
チャイ屋のアニキは全然変わってなかった。あの時と一緒だ。
記憶力がいいみたいで、私のことを覚えてくれてた。
まー、私は彼にとても迷惑を掛けたことがあったからなー。


そのあと、シルクショップへちょっと寄って、映画を見に行った。
『SHAKALAKA BOOM BOOM』
米国で暮らす音楽業界トップの作曲家2人の対立、そんなストーリー。
音楽がよかった。内容はぼちぼち。
でもきれいな映画館で寒いくらいエアコン効いてて
あーヴァラナシもちょっとずつ都会化していくんだなーと思った。


そのまま部屋に戻って、しばし休憩。
夕刻、チャイ屋に行ってまたおしゃべりした後、
ガンガ沿いをずーっとてくてく散歩した。
友人のヴァラナシっ子の男の子は、心底ヴァラナシを愛していた。


その後、プジャー(ヒンドゥーのお祈り)を見に行った。
途中でアブのような虫に刺されて痛かった。


部屋に戻ってパッキング後、ゲストハウスをチェックアウト、
バックパック背負ってまたチャイ屋へ。
しばらくおしゃべりして、再会した友人に別れを告げ、
リクシャーを拾って駅へ向かった。


21時頃、駅に到着、23時に出る列車でデリーに向かうため、
駅で2時間程度時間を潰し、やがてホームに入ってきた列車に乗車。
今までだったら、どこかしら空席があったのだけど、
この列車はさすがデリー行き、本当に満席らしく、
私と同じく予約せずに乗り込んだらしい乗客が何人か、
やむをえず適当なベッドの端に腰を下ろしている。
私も諦めて、荷物を下ろし、そのへんのベッドの端に
腰を掛けた。


うつらうつらしていると、切符の改札をしに駅員が回ってきたので、
ついでに、どこかベッドが空いたら知らせてほしい、とお願い。


またしばらくすると、鉄道警察のパトロールがやってきて、
いくつか質問され、ベッドを探してくれることに。
トロール隊が車掌らしい人と相談して、ちょっと行った先のベッド、
誰かが寝ていたのだけど、その人はどういうわけか下ろされ、
私がそこに寝ることに。スリーパーの追加料金を払った。
よかった。助かった。親切なインド人に感謝。
予約なしで強引にスリーパーに乗ってごめんなさい。