ジャイサルメール 2日目


城内の別のホテルから見た、お城の一角と、お城から見た町並み。
ある時期になると砂嵐が来るそうで、お城の裾に砂が堆積しているのが見える。
城の上に立つ建物1つ1つは、ホテルだったり民家だったりするからびっくり。


昼間、城内の細々とした道を辿っては突き当たりのホテルやゲストハウスなどに
呼び込まれ、自慢の眺めのいい屋上に上がらせてもらったり、
もともと貴族の家だったという建物を改築したホテルのいい部屋を
見せてもらったり、土産物屋を冷やかして歩いたりした。
面積にして300メートル四方といったところか、
いや、そんなにもないかも。



宿泊中の4階建てのホテルの屋上から夕日を見た。
夕日が沈む頃から町灯りがぽつりぽつりと点灯し、
やがて夜になると、ジャイサルメールの美しい夜景が見られる。


ジャイサルメールの夜はとっても静かだった。
でも風がとっても強い。


そういえば、ジョドプールからジャイサルメール行きのバスに乗って、
砂漠の入り口付近に近付くにつれ風が強くなり、
窓の外に見える女性たちのサリーは、強風ではためいていた。


ジャイサルメールの町の建物にはどういうわけか、
旗がよく建てられていて、
あるいはその家々の家紋とかなのかもしれないけど、
夜になって一段と強まった風で旗が常にはためいている。
滞在中のホテルの屋上にも、やはり旗が立っていて
びゅーびゅーという風の音と、
ぱたぱたという旗の音だけ、他には何にも聞こえなかった。
乾燥した空気で、すこしだけ肌寒い。


座っていると、オーナーとその知人の男性が屋上に上がってきて
お茶を飲みながらしばし雑談。宗教に対する真摯さについて。
すこしブラッド・ピットに似ている40歳。
1時間ほど月光浴して部屋に戻って就寝。