アビシェーク

午後、授業が終わって部屋に戻り、お昼を軽く済ませ、ネットに接続して
メールチェックなど。
洗濯しようかどうしようか迷いつつ、ショッピングバッグ持って買い物に。
超粗挽きセモリナ、ココナッツ(ドライ)、カシューナッツ、洗濯洗剤、
ビスケット、野菜、etc...
そのまま日本寺に向かい、本を借りていたので返しに。
帰りに買い忘れたものを買い足して帰宅。


玄関前に自転車を止めていると、「キミコ。」と私を呼ぶ者がいる。
お隣に数日前から泊まりにきている男の子、アビシェークだ。まだ2歳。
今までインドでほんとにたっくさんの子供を見たけど、
この子はその中でも1番目か2番目かというかわいさ!
私はひそかに携帯電話の待ち受けにしている。ふふふ。
「おいで。」と呼ぶと、一瞬考えた様子で、次には勢いよく飛び出てきた。
ビスケットを1枚ずつ出して小さい手に持たせると、
4枚目を握らせたとき、「バス!(もういい!)」と言って
お隣のおうちに帰って行った。彼のお姉ちゃんとちゃんと半分こできたかな。
庭師の旦那が近くを通りかかったので、彼にもビスケット。笑ってた。


お隣に呼ばれて夕刻のお茶をご馳走になり、昼間出掛ける前にしなかった洗濯をし、
部屋でビスケットをかじりながら、ネットに接続したり、勉強したりしていたけど、
9時頃になってやっぱりちゃんとした夕食が食べたくなり、
キッチンで準備していると、玄関扉を誰かがノックした。
開けてみると学長の奥さんだった。
何をしていたの?寝ていたの?と聞かれたので、
じつは夕食の準備をしていたんです、と答えたら、
私も今から夕飯なのよ、うちにいらっしゃいと誘われたのでお邪魔することに。


ほんとに驚異的なんだけども、学長宅の晩御飯はいつも豊か。
今日は、おかず2品、ダール(豆の汁物)、サラダ、
ご飯、チャパティー、自家製アチャール(インドの漬け物)2種、
デザートは、ひんやり冷やされたグァバと、自家製のお菓子4種。
素敵です。それにしてもお菓子4種って…。
ご馳走様でした。


居間では、すでに食べ終えた学長と来客が話し込んでいて、
私が手土産を提げて帰ろうとすると話し掛けられた。
来客は前にもここで会ったことのある、ワルダー市内の大学の教授だった。
そして、うちの大学で学んでみないかね、みたいなことを言われた。
その大学は通訳とか翻訳の勉強もできるというのを前に学長から聞き、
私が興味を持ったので、学長からその教授に話をしてくれたようだった。
ありがたい話だ。明日早速キャンパスを案内してくれることに。
学費が免除されればいいのにな。